2025/08/20 16:04

 ぬいぐるみと共に過ごし大切にしている人は、どこか「よわさ」を抱えた人なのではないかと思います。


それは自分自身の弱さでもあり、世の中に対する脆弱性のようなものでもあります。


作家も同様で、日々世の中に生きづらさを感じつつ、


でも家に帰ったら安心できるぬいぐるみがいて、そばにいてくれるだけで心の支えになる感覚があります。



ぬいぐるみは、一人だけでは抱えきれない苦悩や問題も癒してくれるような気がします。


決して問題が解決するわけではないけれど、安心な場所を作り出してくれて、明日ももう少し頑張ってみようと思わせてくれます。



日々の生活や未来が不安に溢れて、毎日を大切にできないこともあります。


自分のためだけに、自分を大切にするのは、難しいこともあると思います。



私たちはそこにぬいぐるみがいることで、毎日をよりすこやかに、自分に対してやさしい生活をしたいと思うような存在を作りたいと思っています。


例えば、ぬいぐるみを座らせる場所の掃除をしたり、ベットメイキングをしたり、早起きして朝ごはんを作ったり、コーヒーを淹れたり。


一緒に連れて出かけるために、行きたい場所が増えたり、天気のいい日にお散歩して太陽の光で写真を撮ったり。

日々の生活が愛おしく、穏やかで、唯一のものになるような、暮らしの相棒としてのぬいぐるみを作っていけたらなと日々思っています。